Q3. NPOとNGOは、どこがどう違うのですか?

A3.

NGOとは、Non-Governmental Organization(「非政府組織」)の略称です。

NPOでは「非営利」(団体の構成員間で収益を分配できないこと)が、そしてNGOでは「非政府」(つまり民間であること)が強調されています。NGOについては、環境保全や難民問題などに取り組む様子がマス・メディアで報道され、注目を浴びることが多くなりました。中には、地雷撤去や医療活動が高く評価され、ノーベル賞を受賞する団体が出てきました。

NGOは今や、「開発途上国等で開発・緊急支援活動を行う」団体に対する呼称となり、この中にはNPO法人になった例があります。例えば、米国で誕生したある世界的に有名なNGOは、多くの貧しい国々で、困窮を極める子供たちに対して、様々な分野での支援事業を行い、今や「多国籍NGO」になり、この団体の日本にある拠点(支部)はNPO法人として登録されています。また、徳島県内には、医療関係者で構成されているNGOがあり、アフリカで医療支援や農村開発などの事業を行っていて、NPO法人になった団体があります。
すなわち、NPO、 NGO共に、「既存の制度や政府(行政)・企業ができない課題を解決できると期待が集まっている」と言えるでしょう。