
令和7年度「ゆめバンクとくしま」助成事業の助成先が次のとおり決まりました。
はれいろ+(プラス)
「いただきますの会」
「子ども食堂」や「赤ちゃん食堂」の活動を「いただきますの会」と題して毎月定期的に開催する。「子ども食堂」では、子どもが一人で立ち寄れる安心の場としての役割も果たし、食事だけでなく見守りや交流の機会を生む。「赤ちゃん食堂」では、育児相談や親同士の交流を通じ孤立しがちな育児に寄り添う。本活動を通じて子ども達や子育て家庭が安心して立ち寄れる居場所を持つことができ、孤食や偏った食生活、育児の孤立といった課題が軽減される。
子育て協議会
「地域・学校・保護者が連携して共に子どもたちのことを考えるプラットフォームの構築」
現代社会では、学校・保護者・地域・子どもたちの関係性が希薄となり、家庭と学校、地域との距離が遠のくことで、不登校や体験格差、学びへの意欲低下といった課題が地域でも顕在化しつつある。このため、対話型ワークショップや子どもが参加できるイベントを企画し、大人たちが安心して関わり合える場を地域に取り戻すことで、子どもたちが安心して学び育てる環境をつくることに繋げる。
特定非営利活動法人 PARKET
「BOOK NIGHT MARKET(ブックナイトマーケット)」
ブックナイトマーケットは、単なる売買ではなく、持ち寄った本を交換しながら自然な対話が生まれる「旅するマーケット」である。普段見過ごされがちな公共空間を活用し、人と街が繋がる場を創出。移動形式・出展料無料の開催により多様な参加を促し、街への愛着を育む。この活動では、量的な集客ではなく「交流の質」を重視し、本を介した偶発的なつながりや街の価値の再発見を目指す。
一般社団法人 新しい自立化支援塾
「行き場のない当事者への緊急支援活動」
生活困窮者が急増している現況と緊急に支援が必要な当事者のニーズに対応するため、ホームレス及び生活困窮者、障がい者、外国人、高齢者等の所持金や行き場のない当事者に対して、宿泊費や衣類等を提供するなど公助・共助・自助のすみわけによる支援活動を実施する。また、当事者へのアンケートによるニーズ調査を実施する。
カラダ笑顔(スマイル)
「きっかけのお茶会」
本活動では、毎月1回お茶会を開催し、病院では相談しにくい日常の健康不安や介護に関する悩みをリラックスした雰囲気で気軽に話せる機会を提供する。これにより、高齢者や障がい者、ヤングケアラーなどが日常で感じやすい孤独や孤立感をボランティアとのふれあいや参加者同士の交流を通じて和らげることが期待できる。
男性介護者とつながる小松島やろうの会
「男性介護者と要介護者会の支援者等との交流や学習会」
男性介護者と要介護者会の支援者等との交流や学習会を開催し、同じ立場や思いを持った者同士、愚痴を言い合い、仲間を見つけることで、介護に向き合う勇気や気概、楽しみを共有できる交流の場を提供する。これにより、男性介護者と要介護者が自分らしく健康で文化的な生活を営むことができる地域社会の実現を目指す。
特定非営利活動法人 地域活動支援センターあなん
「障がい者のための健康教室」
知的・精神障害者は、投薬などにより体重増加やそれに起因する病気等を発症しやすいという問題がある。このため、障がい者を対象に普段から健康な身体を維持するための健康教室を開催する。インボディのスキャンや軽い運動、筋肉を落とさないようなストレッチなどを毎月1~2回程度行うことで、体重減と筋肉量の向上を目指す。
テーブルマジックの会
「徳島にテーブルマジックの文化を根付かせ、地域活性化につなげる」
徳島ではテーブルマジックの文化が根付いておらず、直接楽しむ・学ぶ環境が殆どない。本活動では、マルシェなどへの出店やプロマジシャンを招聘し、全ての県民にプロのテーブルマジックショーを楽しんでもらえる機会を設ける。多彩なイベントを開催することで、当団体の認知度を上げるとともに、マジックを楽しむ・学ぶ環境が徳島にも存在することを知るきっかけとなる。
トクシマ笑撃団
「定期的な寄席の開催、地域の高齢者福祉の増進を図る活動」
本活動は、地域に笑いやつながりを届けるため、定期的な寄席の開催、介護施設への慰問、県外のアマチュア落語家との交流を行う。これにより、認知症予防や抑うつの軽減といった心身の健康維持に繋がることが期待できる。また、住民同士の交流の場が生まれることで孤立を防ぎ地域コミュニケーションの活性化が図られる。
夜灯祭り実行委員会
「夜灯祭り~子どもたちが灯す祈りの光~」
現代の子どもたちは、地域社会との関わりが希薄化し、地域の中で自己表現できる場が減少している。本活動では、瀧宮八坂神社を舞台に、地元小学生が制作した紙袋灯篭を展示し、竹灯りアーティストとの協働により幻想的な空間を創出する。子どもたちがテーマを持って自由に表現し、地域住民と共有することで情操教育・地域交流の向上を図る。