2021年度 研究助成「学問の未来を拓く」/公益財団法人 サントリー文化財団

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助成団体公益財団法人 サントリー文化財団
助成事業名2021年度 研究助成「学問の未来を拓く」
助成対象 当財団は、1979 年の設立当初から、組織や専門分野を超えた学際的なグループによる、知的に刺激的で自由な研究活動を推進するため、研究助成を行ってきました。しかし昨今、研究の世界では短期的な成果が求められ、多分野にまたがる研究や普遍的なテーマへの取り組み、新しいテーマや手法へのチャレンジなど、大胆な冒険がしにくくなっています。このような時代だからこそ、当財団では、大きな志をもった研究活動を応援します。驚きや発見に富み、研究に携わる人をはじめ、人々を知的にわくわくさせるような申請をお待ちしています。


☆助成の目的☆
 本助成は、人文学、社会科学の分野において、従来の「研究」や「学問」を問い直す知的冒険に満ちたグループ研究活動の支援を通して、豊かな<知>の発展に貢献することを目指しています。

☆求める研究のすがた☆
(1) 人文学、社会科学の分野において、冒険的で意欲ある研究を求めます。そして、ぜひ率直にその難しさを教えてください。解決の方法が明らかでなくても、課題や困難を乗り越える道筋を描こうとする「試み」を歓迎します。
【選考委員会でのコメント抜粋】
・ありそうでなかった斬新な切り口で、わくわくする。
・成果がすぐにあがるかはわからないが、重要な指摘がある。
・結論が万人に同意を得られないにしても、タブー視されてきた問題に立ち向かう姿勢が良い。
(2) 一研究者ではできない、さまざまな分野のメンバーが集う意味のある研究を求めます。グループの形態としては 3 名以上を想定しており、個人研究や一つの組織・機関の研究者のみで構成されたものは対象外とします。また、複数のメンバーで議論を深める研究が対象であり、調査対象先が複数であることを共同研究とはみなしません。
(3) 学術性の高い専門的なテーマでも、社会とのつながりを意識し、専門外の人にも知的躍動感を伝えるようなプロジェクトを応援します。
(4) 申請代表者・研究メンバーの国籍、所属、年齢は問いません。大学等に所属の研究者だけではなく、多様なバックグラウンドを持った専門家の参加を歓迎します。グループの形式は問いません。
研究者による研究はもちろん、実務家や行政官による研究、作家や芸術家による研究、研究者とさまざまな人たちとの共同研究のいずれも申請可能です。
(5) 既に始めている研究、新たに着手する研究どちらも申請可能です。
(6) 申請代表者は書類作成、中間報告会での学際的な議論への参加が可能な日本語能力を持つことを条件とします。
◆対象外の研究
・アンケート等の調査の実施のみを目的とするもの
・シンポジウムや出版等の成果発表のみを目的とするもの
助成金額一件ごとの助成金額は、研究内容によって異なり、50 万円から 300 万円の範囲とします(1 万円未満は切捨て)。申請額の満額支給とは限らないので、あらかじめご了承ください。
助成内容等☆助成金額および助成対象期間☆
(1) 年間の助成件数および各々の助成金額は、選考委員会において決定します。一件ごとの助成金額は、研究内容によって異なり、50 万円から 300 万円の範囲とします(1 万円未満は切捨て)。申請額の満額支給とは限らないので、あらかじめご了承ください。
※2020 年度は応募総数 335 件のうち、22 件に対し総額 2,500 万円の助成を行いました。
(2) 助成対象期間は 2021 年 8 月 1 日から 2022 年 7 月 31 日までの 1 年間とします。
(3) 助成金は「円貨」にて決定し、「日本円」で振込みます。
(4) 同一期間内の他機関への併願は可能です。ただし、当財団研究助成「地域文化活動の継承と発展を考える」への併願はできません。

☆助成金の使途費目☆
(1) 助成金の使途は、研究目的を達成するために必要な費目とします。
(2) 申請代表者や研究メンバーが所属する組織の間接経費、一般管理費等は助成の対象としません。
◆対象外の使途
・一組織の本来業務のための活動費や事業費
・申請研究に関係しない備品や資料購入費


※詳しくは、『公益財団法人 サントリー文化財団』ホームページ参照。
募集時期2021年2月24日16:00~4月8日23:59
リンク先https://www.suntory.co.jp/sfnd/research/