四国三郎、吉野川。河口から14.5kmにわたる汽水域とそこに広がる河口干潟は、わが国最大規模を誇っています。吉野川河口の多様な価値についてもう一度確認し、私たちの暮らしと上手な付き合い方を見つめなおしましょう。
吉野川河口について多様な視点から考え、未来に引き継ぐ方法をみつけるために、定期的にオンライン講座を開きます。第4回と第5回は、“徳島の海とさかなと漁業”の視点で吉野川を考える連続講座です。
ひとりでも多くの方のご参加をお待ちしています。 (事前申し込みは必要ありません)
吉野川河口みらい講座
徳島の海とさかなと漁業 講師:上田幸男
2023年7月22日にとくしま自然観察の会が徳島県と共催で実施した『とくしまSATOUMIリーダー育成講座』講習会の上田幸男さんによる50分間の講演内容をさらに詳しく追加して、2回に分けてお話していただきます。
★第4回オンライン講座<参加無料>
「徳島のさかなと漁業」
2023年11月18日(土)19:30~21:00
徳島県は瀬戸内海の一部である播磨灘、紀伊水道、外洋の太平洋に面し、吉野川など1級河川が海へ流入する。このため沿岸種から沖合種、浅海種から深海種まで多様な魚介類が漁獲される。ここでは徳島県の代表的な魚介類の月別カレンダーを作成し、魚介類の多様性と美味しさの一端を紹介する。また、一本釣り、延縄など漁師さんの営みと技を理解いただくとともにさかなの価値や尊さを知ってもらう。
ミーティング ID: 837 2182 2043
パスコード: 317402
★第5オンライン講座<参加無料>
「徳島の海,近年の大きな変化」
2023年11月23日(木・祝日)19:30~21:00
漁村を歩くと「漁がない」、「海が変わってしまった」などの漁師さんの声をよく聞く。過去の海洋観測結果から水温の上昇、栄養塩の減少などについて説明する。とりわけ、藻類養殖で一番問題になっている栄養塩の減少について、原点に立ち返って説明する。川と海は水と生き物を通して繋がっていることを知ってもらう。
ミーティング ID: 869 9298 2468
パスコード: 466499
●上田幸男(うえたゆきお)プロフィール
1958年徳島市生まれ、三重大学、徳島県水産試験場、西海区水産研究で水産の研究に携わる。
特にアオリイカ、ハモ、タチウオ、アシアカエビなどは35年ほど生態から食べるところまで幅広い研究を続けている。
【著書紹介】アオリイカの秘密にせまる―知り、釣り、味わい、楽しむ-新訂
上田幸男 /海野徹也【共著】/日本水産学会【監修】成山堂書店 など
主催:とくしま自然観察の会 https://shiomaneki.net
共催:ラムサール・ネットワーク日本 http://www.ramnet-j.org/
tel&fax 088-623-6783
※このイベントは日亜ふるさと振興財団の活動助成によって実施します。